暑さ真っ盛りの夏、涼を求めるようにアイス戦線が白熱するなか、フタバ食品から注目の新商品がセブン-イレブン限定販売で登場しました。「ダンディーチョコミント」は、高い評価を得た昨年版からバージョンアップを図り、クランチを1.2倍に増量。「バキッ、ザクッ」という食感を前面に押し出したこのアイスは、ガッツリ系アイス好きの飽くなき期待にどれだけ応えることができるのでしょうか?
結論からお伝えすると、この「ダンディーチョコミント」は期待を上回る満足度でした!1.2倍増になったクランチチョコの圧倒的な存在感、アイスとの絶妙な食感の対比。そして淡くも心地よく積み重なるミントの爽快感。まさに「病みつき」という表現がぴったりと言えるものでした。
この記事では、その気になる味わいと食感の秘密を詳しくレビューしていきます!
クランチチョコのゴリゴリ食感がたまらない 「ダンディー」シリーズ
フタバ食品が手がける「ダンディー」シリーズは、大きなサイズのモナカアイス。モナカアイスは各種メーカーから様々な商品が出ていますが、この「ダンディー」シリーズは、「クランチチョコのバキザク食感」という、他では見られない圧倒的な強みを持っています。
厚みたっぷりで、ザクザク・ゴリゴリした食感のクランチチョコ。インパクト大&ボリューム大の「ダンディー」シリーズは、スイーツ好きの女性だけでなくガッツリ系を好む男性陣の心も捉えています。
2025年の「ダンディーチョコミント」はここが違う!クランチ量が昨年の1.2倍に
過去に様々なフレーバーを展開する「ダンディー」シリーズですが、ここ最近高まりを見せるチョコミントアイス熱の流れを受けて、2024年にチョコミントフレーバーを展開。そして2025年7月、チョコミントアイスに力を注ぐセブン-イレブンが、プレミアムブランドの2商品とあわせて、この「ダンディーチョコミント」を同時販売しました。
2024年版から大きく変わった点は、クランチチョコの量。前年比1.2倍という大盤振る舞いです。これまでも相当量があるなと思っていたクランチチョコですが、1.2倍になったことで果たしてどれだけ体感に違いが出るのでしょうか?これから実食レビューに移ります!
1.2倍は伊達じゃない…!アイスを凌駕するクランチチョコの存在感
パンパンに詰まった袋を開けて取り出すと、おなじみのダンディーの姿が登場。

袋から取り出し、モナカを割ってみると「バリッ!」という小気味良い音が響きます。モナカの生地自体はしんなり。つまり、この「バリッ」はすべてクランチチョコが源になっています。
割って断面を見てみると、上下のモナカの見た目に違いがあるのがわかるでしょうか。下側の方にやや暗い層の厚みがあります。この厚みの部分がクランチチョコです。

モナカを取ってクランチチョコを取り出してみます。指で持ったときの厚みは一般的に売られている板チョコとそれほど変わらなかったように思います。

クランチチョコは両面ではなく、片面のみについていますが、その片面全体をクランチチョコが覆っています。モナカ生地の凹んだ部分を埋め尽くし、さらにその上にややはみ出るくらいまで高さが続きます。
反対側のモナカを外すと、淡く美しいミントグリーン色のチョコミントアイスに続いています。

クランチチョコを口にすると、手で持ったときよりもさらに分厚く感じられます。歯で噛んだときのチョコの食い込みの深さに、思わず「おおっ!」と声が漏れてしまう。増量が1.2倍になるとはこういうことなのか…!噛めば噛むほど、この分厚い塊がゴリゴリと豪快な音を立てて崩れていきます。チャンキーなクッキーを食べているような、しっとり&ざくざくの完璧なバランス。口の中で広がるこの心地よい音と食感に、病みつきになってしまうのも無理はありません。
このまま食べ続けると、クランチチョコの存在感に意識を持っていかれたまま食べ終わってしまいそう。一呼吸置いて、次はミントアイスだけに注目してみます。
クランチチョコとまさに対極。ふんわりクリーミーで優しいミントアイス
パワフルなクランチチョコに挟まれているのが、北海道産生クリームを使用したミントアイス。口にすると非常にクリーミーで、口溶けもシルクのように滑らかです。
ミントの主張は比較的穏やか。スースーとした刺激や苦みはほとんどなく、ミルクの優しい甘みとコクが目立ちます。しかし、食べ進めるうちにミントの清涼感が少しずつ、小雪が時間をかけて雪の層になるように積み重なっていきます。
少し溶けてくると、クリーミーな食感がさらにふんわり度を増し、クランチチョコとはまるで対極にあるような性質が際立ってきます。アイスに含まれる空気の量が多めだからでしょうか、軽くふんわりした口溶けはホイップクリームのよう。クランチチョコだけに着目しているとうっかり見逃してしまいそうですが、ぜひこのミントアイスの口溶けの変化も味わってほしいところです。
積み重なっていくミントの清涼感は、クランチチョコにもあった
パッケージをよく見ずに食べていたので途中まで気づいていなかったのですが、実はこのクランチチョコにはミントが配合されています。アイスと一緒に食べるとほとんど気がつかないかもしれませんが、クランチチョコを単体で食べてみると確かに、わずかながらミントの存在を感じます。
ミントアイスと同様、チョコに含まれているミントも決して清涼感は強くないものの、濃厚なチョコが口の中でその風味を広げていく中で、その空気の中にミントもさり気なく入り混じっているのがわかります。先ほどの「ミントのチリツモ効果」は、もしかしたらこのチョコに入っているミントも関係しているのかもしれません。
しっとりしたモナカの生地は、やさしいココアの風味で静かに全体を包み込む
外側を覆うチョコ味のモナカは、アイスとクランチチョコを陰ながら支える大事な脇役。食感はしんなりしていて、ほのかにココアの香りが漂う程度の控えめな存在です。
しかし、むしろその控えめな存在感が、クランチチョコのインパクトを損なうことなく、全体のバランスを保つ上でプラスの効果を生み出しているのかもしれません。主役を引き立てる名脇役です。

「ダンディーチョコミント」を独自目線で評価!
以上のレビューを踏まえ、「ダンディーチョコミント」を独自の5項目で評価してみました!
評価項目 | 星の数(★★★★★が最高) |
ミントの爽快感・清涼感 | ★★☆☆☆ |
チョコの存在感 | ★★★★★ |
甘みの強さ | ★★★★☆ |
食感のバリエーション・楽しさ | ★★★★★ |
総合満足度 | ★★★★★ |
※この評価はあくまでも私個人の感覚です。感じ方は人それぞれなので、参考程度に見てください!
この商品の特筆すべき点は、やはり圧倒的な食感のインパクトでしょう。従来版でも十分だった厚みをさらに2割増やして生まれた、あの頭の先まで響くような豪快で心地よいバキザク食感は、誰にも抗えないほどの強い魅力があります。
しかし、今回のチョコミントフレーバーの評価すべき点には、ふんわりクリーミーなミントアイスとの対照の際立たせ方や、アイスとチョコの両方にミントを入れることで生まれた、徐々に深まる爽快感も加えるべきでしょう。個人的には、数あるダンディーシリーズの中でもこのチョコミントは特に好きなフレーバーです。
ミントの清涼感は、ただ強いだけが正義だけにあらず。ミントにもいろいろな楽しみ方があることを教えてもらえたという点でも、貴重な体験ができました!
【商品情報】「ダンディーチョコミント」価格・内容量・栄養成分表示・原材料名・アレルギー情報

「ダンディーチョコミント」は、セブンイレブンの限定商品。7月22日(火)以降、全国のセブンイレブンで順次発売です。
製造者はフタバ食品、販売価格は220円(税込237.60円)です。
【栄養成分表示 ※1個(160ml)あたり/フタバ食品調べ/表示値は目安】
エネルギー | 393kcal |
たんぱく質 | 4.9g |
脂質 | 23.6g |
炭水化物 | 40.2g |
食塩相当量 | 0.4g |
【種類・原材料・内容量】
種類別 | アイスミルク |
成分 | 無脂乳固形分:8.5% 乳脂肪分:3.0% 植物性脂肪分:8.5% |
原材料名 | チョコレートコーチング(国内製造)、もなか、クッキー、砂糖、脱脂粉乳、植物油脂、クリーム、ペパーミント、食塩/加工でんぷん、安定剤(増粘多糖類)、乳化剤、着色料(スピルリナ青、クチナシ)、香料、(一部に小麦・卵・乳成分・アーモンド・大豆を含む) |
内容量 | 160ml |
【アレルギー情報】
含有アレルギー物質(28品目中) |
小麦・卵・乳成分・アーモンド・大豆 |
まとめ:唯一無二の食感体験。「ダンディーチョコミント」豪快な食感と優しいミントの対比がクセになる!
ガツンと響くクランチチョコのバキザク食感、ふんわりクリーミーなミントアイス、そしてその二つが重なることで生まれる絶妙なコントラスト。どこを切り取っても、この「ダンディーチョコミント」には他にはない面白さが詰まっています。ガツンとした食感を求める人はもちろん、ちょっと違うチョコミントアイスにトライしてみたい方にもおすすめできる逸品でした。
圧倒的な食べごたえと、時間とともに増していくミントの爽やかな空気で、きっと夏の暑さも吹き飛ばせるはず。みなさんもぜひ、この「ダンディーチョコミント」の魅力で夏を乗り切ってみてください!
また、セブン-イレブンではこの他にも期間限定の新作チョコミントアイスを2品販売しています。こちらもまた違う魅力があるので、ぜひチェックしてみてください!
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