新旧ミルク食べ比べ!ハーゲンダッツ『ザ・ミルク』と『リッチミルク』を徹底比較

コンビニアイス/Convenience Store Ice Cream

ハーゲンダッツが誇るミルクアイスクリーム。その究極版ともなる『ザ・ミルク』が2025年3月4日に登場しました。これまでハーゲンダッツでは、基幹商品のシンプルミルクアイスとして『リッチミルク』を販売してきましたが、今後は『ザ・ミルク』がその座を継ぐことになります。

現在のところ公式発表は確認されていませんが、『リッチミルク』は在庫限りで終了する可能性があります。そこで今回、在庫があるうちに、この新旧ミルクアイスの違いを比較してみました。

果たして、渾身のミルクアイスはいかに進化を遂げたのか?その真相に迫ります!

違いその1:原材料をシンプルに。最大限に引き出される素材の真価!

『リッチミルク』と『ザ・ミルク』は、基本的に同じ原材料を使用しています。
唯一の違いは『リッチミルク』で使われていた粉あめが『ザ・ミルク』では使用されていない点です。

原材料(リッチミルク)
  • クリーム(生乳(北海道))
  • 脱脂濃縮乳
  • 砂糖
  • 粉あめ
  • 加糖練乳
  • 卵黄
  • 食塩
原材料(ザ・ミルク)
  • クリーム(生乳(北海道))
  • 脱脂濃縮乳
  • 砂糖
  • 加糖練乳
  • 卵黄
  • 食塩

『リッチミルク』も素材選びにこだわっていますが、『ザ・ミルク』ではさらに厳選された素材を使用しています。素材本来の味わいを最大限に引き出すため、使うのはミルク、砂糖、卵黄、塩の4つだけに絞り、その品質と活用の仕方にも徹底的にこだわっています。生乳は100%北海道産のものを使用。理想の配合を見出すために試行錯誤を重ねた結果、『ザ・ミルク』にたどり着きました。

違いその2:無脂乳固形分・乳脂肪分がアップ!

無脂乳固形分と乳脂肪分は『ザ・ミルク』の方が多くなっています。

無脂乳固形分:9.5% → 10.0% にアップ (+0.5ポイント、約5.3%アップ)
乳脂肪分:  13.5% → 14.5% にアップ(+1.0ポイント、約7.4%アップ)
※卵脂肪分は変わらず 0.5%です

その分、カロリーもわずかに増えています(237kcal→241kcal)。

違いその3:『ザ・ミルク』は濃厚度が格段にアップ!全体的な味わいも豊かに!

『ザ・ミルク』の濃厚な味は、字面と数値だけでは語り切れません。
実際に『リッチミルク』と食べ比べてみると、その違いは歴然!

『リッチミルク』の特徴は、じゅわっと広がるみずみずしい牛乳の口溶け✨️

まるで、よく冷えた新鮮な牛乳をごくっと飲んだようなみずみずしさ。さらっとシルキーな口溶けで、後口は爽やかです。『ザ・ミルク』と比較すると、ほんのわずかにシャリッとした食感があり、空気を含んだような軽やかさを感じます。

一方、『ザ・ミルク』は、まるでクリームのような濃厚で滑らかな口溶け!😆

『リッチミルク』の後に『ザ・ミルク』を食べると、その違いが一瞬でわかります。一口目からその濃厚な味わいと滑らかな口溶けに驚いてしまいます。それでいて、後味はすっきり。

また、『リッチミルク』には原材料に粉あめが使われていますが、より甘みを感じたのは実は『ザ・ミルク』の方でした。
ちなみに、最初にこの記事を投稿したときまで、私は2つともまったく同じ原材料(ミルク、砂糖、卵黄、塩の4つ)を使っているものと勘違いしていましたが、閲覧者さんのご指摘で『リッチミルク』には粉あめが使われていたと判明(←おかげで手直しできました🙇‍♀️ご指摘ありがとうございました!)。
この点を考えると、『ザ・ミルク』がいかに厳選した素材を最大限に活用しているのかを一層実感できた気がします。

空気の含有量は『ザ・リッチ』の方が少なく、密度が高い印象。濃厚で味わい豊かに感じられるのは、この点も関係しているかもしれません。艶やかでつるんとした溶け心地も『リッチミルク』を上回っています。

牛乳の美味しさを凝縮しつくしたような贅沢な味わいの『ザ・ミルク』。「ミルクの完成形」「かつてないほどミルクが濃い」「ひと口目から濃厚ミルクを感じる味わいに」という公式のPRも納得です。

『ザ・ミルク』の美味しさをさらに深堀る

ポイントその1:生乳へのこだわり

これほどシンプルながら、贅沢で美味しいミルクアイスを作れる秘訣は、何と言っても原材料へのこだわりにあります。

ハーゲンダッツが使用するミルクは100%北海道産の生乳。その生乳を生み出す乳牛は、北海道屈指の酪農地帯である厚岸郡浜中町でのびのびと育てられています。暑さに弱い乳牛にとって、夏も涼しい浜中町の気候は最適な環境なのだとか。

最高品質の生乳を生み出すため、ハーゲンダッツはロケーションだけでなく乳牛が快適に過ごせる飼育環境にもこだわっています。
手つかずの自然が残る山間部には広大な牧草地が広がっています。乳牛たちはその広大な大地を自由に動きまわりながら、栄養豊富な牧草を食べています。この牧草はマメ科とイネ科の種をまき、土の栄養を最大限に活かして育てられたもの。さらに、その牧草を育む土壌も定期的に分析し、徹底した品質管理を行っています。

画像は浜中町の観光情報サイト(画像ダウンロード用|観光情報|浜中町ホームページ)からお借りしました

ポイントその2:ミルクの味わいを引き立てる塩

ミルクが持つ濃厚な味わいとすっきりした後味を引き出すため、ハーゲンダッツはレシピの開発にもこだわり抜いています。
『ザ・ミルク』では、ミルク以外に使用する素材は砂糖、卵黄、塩の3つのみ。ひと口目から広がるミルク本来の味わいと自然な甘みを最大限に感じられるよう、レシピにも工夫を凝らしています。特筆すべきは塩味の使い方。この塩がミルクのコクや甘味を引き立てるために欠かせない要素になっていて、すっきりとした後味を生み出す鍵となっています。

まさに「Simple is the best」を体現した一品。シンプルな素材を贅沢に生かしきる、ハーゲンダッツならではの巧みの技が光ります。

【商品情報】栄養成分表示・原材料名・アレルギー情報 

【栄養成分表示 ※1個(110ml)あたり/推定値】

『リッチミルク』『ザ・ミルク』
エネルギー237kcal241kcal
たんぱく質4.1g4.5g
脂質15.2g16.2g
炭水化物21.0g19.4g
食塩相当量0.2g0.2g

【種類・原材料・内容量】

『リッチミルク』『ザ・ミルク』
種類別アイスクリーム
無脂乳固形分:9.5%
乳脂肪分:13.5%
卵脂肪分:0.5%
アイスクリーム
無脂乳固形分 :10.0%
乳脂肪分 :14.5%
卵脂肪分 :0.5% 
原材料名クリーム、脱脂濃縮乳、加糖練乳、砂糖、粉あめ、卵黄、食塩、(一部に乳成分・卵を含む)クリーム(生乳(北海道))、脱脂濃縮乳、砂糖、加糖練乳、卵黄、食塩、(一部に乳成分・卵を含む)
内容量110ml110ml

【アレルギー情報】

本商品に含まれているアレルギー物質(『リッチミルク』『ザ・ミルク』共通)
乳成分・卵

結論:進化を遂げた『ザ・ミルク』、圧倒的な濃厚さは『リッチミルク」を超越!

じゅわっと広がるみずみずしい牛乳の口溶けが印象的な『リッチミルク』と、まるでクリームのように濃厚で滑らかな口溶けの『ザ・ミルク』。

ミルクの濃厚度に関しては、確かに『ザ・ミルク』が『リッチミルク』を上回っていました。濃密な味わいからは予想もつかないほどにすっきりした後味で、濃厚さと軽やかさを見事に両立。さらに、原材料をシンプルにしたことでより豊かな味わいを作り出したという点でも、『ザ・ミルク』は確かに新次元のミルクアイスと言えるでしょう。
一方で、ミルクをぐびっと飲むように味わいたいという方には『リッチミルク』の方がお好みかもしれません。どちらもハーゲンダッツが誇るミルクアイスクリームであることに変わりなく、それぞれに異なる魅力があります。

『リッチミルク』のデビューは2002年4月1日。当時からミルクそのものの美味しさをシンプルに味わうためのこだわりが貫かれていました。2010年で一旦販売を打ち切ったものの、その後2018年8月7日に期間限定商品として復活し、以来ミルクアイスクリームファンの心をつかみ続け、ハーゲンダッツの基幹商品となって親しまれてきました。
今後は『ザ・ミルク』がその役割を引き継ぐことになりますが、『リッチミルク』と一緒に楽しめる時間が少しでも長く続いてくれればと思います。

皆さんもぜひ食べ比べてみて、それぞれの魅力を楽しんでみてください。どちらもハーゲンダッツならではのこだわりが詰まった逸品です!☺️

コメント

  1. あさ より:

    種類別原材料が逆
    リッチミルクの原材料に粉あめが入ってない

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